LIONS QUEST
ライフスキル教育プログラム


成功に導くキーポイント


ワークショップを受講された先生が、自分のクラスでライフスキルの授業を実施し、ライフスキルの指導スキルを教科指導や学級活動などで活用すること、あるいは何人かの先生たちが話し合い、協力して実施することは、とてもすばらしいと思います。子どもたちは目を輝かせ、きっとクラスの雰囲気が良い方向に変化するでしょう。


ok_150125toyamashowa_40


さらに、これを学校全体で保護者や地域の人々を巻き込みながら、組織的、計画的に取り組むことができれば、その効果はもっと大きくなるはずです。

このプログラムは、次のような考え方を核に構成されており、より良い効果が得られるよう、先生方の個人的な取り組みから、学校全体としての組織的、計画的取り組みまでを幅広くサポートします。

どの子も集団にとって価値があり、集団に貢献できる存在

● 子どもたちどうし、子どもたちと大人、大人どうしの思いやりのある相互関係が集団の基本
● 子どもたちにとって、先生は学習のパートナー
● 子どもにとって、親は人生最初の先生、家庭は最も身近な学校
● 子どもたちは、いろいろなことに興味を持ち、よく学ぶ
● 好ましい価値観と対人関係スキルが、学校という社会の良い雰囲気をつくる
● 明確なルール、互いを尊重し合う行動、そして前向きな期待が、安全で協力的な学習環境を創る
● 整った学習環境は、思いやりのある人間関係と、豊かな学習の素地

これらの核となる考え方を指標に、指導方法や学習内容をふり返り、教職員だけではなく、子どもたちや保護者、地域の人々とともに課題や成果を話し合うことにより、学校の教育レベルの向上、雰囲気の改善が期待されます。


組織的、計画的取り組みと、プログラムを成功させるための5つのステップ

ステップ1:計画づくり

ライフスキル教育プログラムを成功させること、すなわち、取り組みに見合う結果を得るための鍵は、計画づくりにあります。この計画は、先生方がアイデアを出し合い話し合って決めることが基本ですが、可能であれば、期待される協力者である保護者、地域の代表の参加を求め、学校としてライフスキル教育を実施する上で必要なことがらについてオープンに話し合い、その学校にあったモデルを作り上げることが望ましいでしょう。保護者や地域の人々の積極的な参加は、プログラム成功への大きな力となります。

ステップ2:プログラムの実施

nakamura_lesson



プログラムの中心は、なんと言っても学級でのライフスキルの授業やサービス活動の実施です。これらの学習にふさわしい良い雰囲気の学習環境をどう創るか、その方法やアドバイスが概要書に示されています。ぜひ、参考にして下さい。

ステップ3:プロセスと結果の評価

プログラムがうまくいっているかどうか、成果が上がっているかどうかの評価は必ず行うべきです。ただし、複雑である必要はありません。子どもたちから意見や感想を聞くことや、地域や学校のためのサービス活動の結果を記録することも評価の一つです。また、子どもたちの欠席数や問題行動の数、保護者会の出席率などを、プログラム導入の前後で比較するという方法もあります。

それらの結果を、保護者、教育委員会、支援団体など関係者に報告することも評価活動に含まれます。好ましい結果を積極的に公開していくことは、プログラムに対する支援だけでなく、学校教育全体への協力や支援の獲得につながります。

ステップ4:指導方法の改善とプログラムの修正

評価の結果、課題が見つかり、より効果的な方法があると判断すれば、すぐに改善や修正の作業を行います。先生や関係者が自由に意見を出し合い、意欲的にこの作業を進めることにより、先生と子どもたちのやる気を維持、向上させ、プログラムがいつも新鮮なものとなります。

ステップ5:教育計画への位置づけ


shiba_classroom1

ライオンズクエストプログラムを組織的、計画的に実施している学校では、教育計画の中に位置づけるだけではなく、教育活動全体にその考え方を反映しているところが多くあります。そして、このことを、子どもの入学時に保護者に説明し、ホームページで紹介するなどして、関係者により深い理解が得られるよう工夫が行われています。

このように教育計画に位置づけ、積極的に情報を伝えてゆくことは、管理職や先生方のみならず、保護者や地域の支援者まで、すべての層にプログラム対する積極的な参加意識と責任感を浸透させる上で、大きな効果が期待できます。教育に関わる全員が協力することで、より大きな子どもたちの好ましい変化を得ることが出来るでしょう。

pagetop