LIONS QUEST
ライオンズクエストプログラム


プログラムを成功させる5ステップ

プログラムを成功させるためには、組織的・計画的な取り組みが大切です。
また、学校や地域のニーズに合った取り組みにすることも重要です。
さあ、ライオンズクエストを活用して、子どもたちを支える教育の輪を広げましょう!

ステップ1:課題を明らかにする・計画づくり

ライフスキル教育プログラムを成功させること、すなわち、取り組みに見合う結果を得るための鍵は、計画づくりにあります。この計画は、先生方がアイデアを出し合い話し合って決めることが基本ですが、可能であれば、期待される協力者である保護者、地域の代表の参加を求め、学校としてライフスキル教育を実施する上で必要なことがらについてオープンに話し合い、その学校にあったモデルを作り上げることが望ましいでしょう。保護者や地域の方々の積極的な参加は、プログラム成功への大きな力となります。

ステップ2:ワークショップへの参加・プログラムの実施

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課題や計画づくりに着手したら、取り組みの1つとしてワークショップに参加してください。ワークショップは、教職員だけではなく、保護者や地域の方々も一緒に参加できます。課題や計画に合ったワークショップを実施します。

プログラムの中心は、なんと言っても学級でのライフスキルの授業やサービス活動の実施です。これらの学習にふさわしい良い雰囲気の学習環境をどう創るか、その方法やアドバイスが概要書に示されています。ぜひ、参考にして下さい。

ステップ3:プロセスと結果の評価

プログラムがうまくいっているかどうか、成果が上がっているかどうかの評価は必ず行うべきです。ただし、複雑である必要はありません。子どもたちから意見や感想を聞くことや、地域や学校のためのサービス活動の結果を記録することも評価の一つです。また、子どもたちの欠席数や問題行動の数、保護者会の出席率などを、プログラム導入の前後で比較するという方法もあります。

それらの結果を、保護者、教育委員会、支援団体など関係者に報告することも評価活動に含まれます。好ましい結果を積極的に公開していくことは、プログラムに対する支援だけでなく、学校教育全体への協力や支援の獲得につながります。

ステップ4:指導方法の改善とプログラムの修正

評価の結果、課題が見つかり、より効果的な方法があると判断すれば、すぐに改善や修正の作業を行います。先生や関係者が自由に意見を出し合い、意欲的にこの作業を進めることにより、先生と子どもたちのやる気を維持、向上させ、プログラムがいつも新鮮なものとなります。

ステップ5:教育計画への位置づけ


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ライオンズクエストプログラムを組織的、計画的に実施している学校では、教育計画の中に位置づけるだけではなく、教育活動全体にその考え方を反映しているところが多くあります。そして、このことを、子どもの入学時に保護者に説明し、ホームページで紹介するなどして、関係者により深い理解が得られるよう工夫が行われています。

このように教育計画に位置づけ、積極的に情報を伝えてゆくことは、管理職や先生方のみならず、保護者や地域の支援者まで、すべての層にプログラム対する積極的な参加意識と責任感を浸透させる上で、大きな効果が期待できます。教育に関わる全員が協力することで、より大きな子どもたちの好ましい変化を得ることが出来るでしょう。

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